□ 横田基地ブリーフィングルーム □

葉山「「あ、ありがとうござます。僕、どんなことでも一生懸命がんばります！」」
洪「ちょっと・・・あの店で、葉山にできることなんてあるの？」
タキ「そうですね…野球のユニフォームで部室プレイというのはいかがでしょうか？部長、クス。」
エディ「つまりわたしが野球部部長だな」
洪「そして葉山はカーブが投げれない新入り…っと、あ。タクシー来たよ葉山」
吾郎「さぁ兄さん乗って乗って。ああもう駄目駄目サイフなんか持ってちゃ。いい？いくら使わせたかが勝負だよ。頑張ってねっ！」
葉山「そんな、見ず知らずの人に金を使わせるなんてこと・・・・」
洪「ねえねえねえ、パク？僕は社員割引扱いしてくれるよね�｡」
パク「……そういったのは禁止されていただろう。」
洪「じゃあパクのおごり？」
タキ「洪、あまり調子にのって困らせてはダメですよ。それに彼、薄幸美人に弱そうに見えますから、知りませんよ？とんびに油揚げをさらわれても。」
ナレーション「途端にさっと青ざめ慌ててパクの腕に縋りつき、うるんだ瞳でパクを見上げる洪。」
洪「どんなサービスがいい？パク？あ、それとも焼肉でもどう！？」
エディ「タキ…。君はいつでもどこでも相手が誰でも目ざといな。私は優秀な部下を持って嬉しいぞ。」
サーシャ「二兎追う者は一兎をも得ず、という言葉もあったな。おまえは黒いうさぎと白いウサギどちらを選ぶのだ？それとも…私に選ばれることが望みか？」
エディ「わたしを満足させることができればいいのだがな。」
吾郎「わ〜〜〜〜！なんかこの２人って美形だけど迫力あって絵になるね〜☆兄さんこんな人たちに囲まれて仕事してるなんて羨ましいな〜」
葉山「何言ってるんだ吾郎！サーシャはともかく、エディは陰湿で陰険でいやなやろーなんだぞ！」
エディ「ほほぅ…。是非続きを聞かせてくれ。」
ナレーション「愛人漫才を横目に見ながらサーシャの袖をひくタキ」
タキ「あまりボスを困らせないでくれますか。お相手なら私がいたしますので。それとも私が相手では不足ですか？赤いメッシュを入れなくては？」
サーシャ「おまえはそのままでも充分だ」
タキ「そのままの私？それをあなたは受け止められるつもろですか（にっこり）」
効果音「ガシャ〜ン！」
ナレーション「ひくりかえったバケツ。その後ろには清掃員の格好をしてるが赤いメッシュの入った青年がモップを握りしめて二人を凝視」
亮司「ひ、ひどい。俺のことは遊びだったんだな！！」
タキ「お知り合いですか？」
サーシャ「うさぎ…」
亮司「あんたは次々そうやって欲しいものを手にいれていくんだな。俺に干渉しないんだろう。だったらいいさ、ちゃんと仕事はする！だが、後は好きにやらせてもらう！！」
ナレーション「坊ちゃん育ちの亮司は童顔で人懐っこい表情の洪を与し易いと勘違いし、モップを投げ捨てた手で洪の肩を抱く」